#3

「雨に洗われた者たちの本来の色は明るく

君は黒雲なしに僕を濡らし

一皮溶け落ちる魂の垢

雨量計の目盛りは不自由な夢を示し

零、何一つ約束しない雲によって

形式であり内容である零、僕の零、僕の

 

零下」

ちょっと前に好きだった人が書いた詩の一部。

君が死んだらもう苦しすぎて生きていけなくなるよって言ってくれたことだけ覚えてる。

それだけの人だった。

 

 

きっとちゃんと生きているはずなのに生きたいと思ってしまう時、自分が世界一番不幸なものになってしまったような悲惨な感覚が頭を生け捕る。

 

悲しい、泣きたいって言ってる友達に

泣き出す前の顔は多分人間が浮かべる顔の中で一番醜い顔。

そんなの見たくないから泣かないで、

って言いながら慰めてあげた。

あの子、お前ただのクズじゃんって言って笑った。

それでよし。

 

誰かと話がしたい。

毎日暇すぎる。

そして相変わらず寂しい。

 

 

 

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後ろ姿はいつも苦しい思い出しか作ってくれない